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【梱包】EC物流の現場を学ぼうVol.05

2022.03.24 14:57

EC物流の現場を学ぼうVol.05【梱包】


 

【目次】

1・梱包とは

2・緩衝材の種類

3・過剰梱包

4・顧客接点としての梱包

5・まとめ

 

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1・梱包とは

梱包 :packing

梱包とは発送する商品を傷つけないよう段ボールやクッション材で包装する業務のことをいいます。商品を安全にお客様にお届けするため、商品や温度に合わせて適切な資材を使用して工夫を施し、安全に配送できる状態にしていきます。

EC物流では消費者に直接商品が届けることが多いため、お客様が商品を手に取った瞬間もネットショップへの評価につながっていきます。ネットショップの良し悪しやリピート顧客獲得へのチャンスにもつながります。

最近ではSDGsの観点から環境に配慮した梱包が求められています。

 

ダンボール梱包  見た目は美しく、機能的な梱包を。

●商品に合ったサイズを選ぶ

①適正なサイズのダンボール箱を選択する

②上部に隙間ができる場合はサイズカットする ※まっすぐにカットする

 

●底抜けしないテープ貼り

① H貼り   基本的なテープの貼り方です

② 十字貼り  重量物の梱包に適切なテープ貼りです

③ タテ貼り  軽めの商品に適切なテープ貼りです テープの量も削減できます

●梱包の順序  上下を明確にする

①重いモノは底に、軽いモノは上に

②大きいモノは底に、小さいものは上に

●緩衝材の量は適切に

過剰梱包にならないように注意する        ▼過剰梱包についてはコチラ

 


EC事業をこれから始めるといった、スタートアップのお客様も大歓迎です。百聞は一見に如かず 見て、触れて、感じる 通販物流倉庫見学は随時開催しております。

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緩衝材の種類

緩衝材とは

緩衝材(かんしょうざい)とは、複数のモノ同士がぶつかりあう際の衝撃を緩和するための素材です。字のとおり、衝撃を緩和するための素材ということです。

緩衝材の役割

①衝撃からモノを守る

多くの緩衝材がクッション性に優れており、さまざまなモノを守れるように緩衝材にもさまざまな種類があります。

②箱の隙間を埋める

箱の隙間を埋める役割があります。箱の隙間を埋めることで、箱の中でモノの動きを制限して衝撃を防ぐ効果もあります。

③水漏れや湿気からモノを守る

水漏れから守るためにビニール製品で包んだり、紙製の緩衝材を使用することで湿気を吸い取ることができます。

緩衝材の種類

気泡緩衝材(プチプチ)

「プチプチ」です。「エアーパッキン」とも呼ばれます。軽くてクッション性があるのが特徴。カットして大きさを自由に変えられる、シート状のためさまざまな形のものに巻くことが出来るため、非常に多くのシーンで活用されています。陶器やガラス製品などの非常に壊れやすいものを包むのに便利です。

 

ポリエチレンシート(ミラーマット)

ポリエチレンシートは、発泡ポリエチレンを薄いシート状に加工したものです。薄い上に柔軟性があるため、複雑な形状の商品を包むのに適していますが、家具やガラス表面の保護剤や、食器を重ねる際に間に挟み込むという使い方をすることもできます。断熱性・防水性・防湿性にも優れるため、保温材などで利用されています

エアークッション(エアーピロー)

エアーピローとも呼ばれるエアークッションは、文字通りクッションのような形状をした、内部に空気を入れたビニール製の緩衝材です。基本的に、箱と商品の隙間を埋めるために使用されますが、クッション性が高く箱に商品をしっかりと固定できるため、多少の衝撃であれば商品が破損する心配はありません。

紙製緩衝材ボーガスペーパー

緩衝材専用紙であるボーガスペーパーは、丸めたり重ねたりすることで荷物の包装や箱の隙間を埋める荷物保護用のクッションとして使用します。
新聞や段ボール素材をベースとした100%再生紙のため、使用後は古紙としてリサイクルに出すことができる、環境に優しい緩衝材です。

バラ緩衝材

箱と商品の隙間を埋めるために使用する緩衝材です。楕円形のまゆ型と呼ばれる形状のものが主流です。一つ一つが小さいため、小さな隙間を埋めるのに適しています。大きくコーンスターチ製のものとポリエチレンなどの合成樹脂製のものがあります。コーンスターチ製は、焼却時に有毒ガスが発生しないため環境に優しいのですが、潰れやすいため重い商品の梱包には適しません。一方、合成樹脂製は、潰れにくく耐水性があるものの、価格が高いのがデメリットとなります。

巻きダンボール

通常の段ボールよりも柔軟性がある緩衝材です。通常の段ボールは3層構造となっていますが、巻きダンボールは2層構造となっているため、容易に巻くことができます。段ボールに収まりきらない大型の家具や絵画などを包む際に使用されますが、クッション性は乏しいため衝撃に弱い商品には適しません。


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3・過剰梱包

環境に配慮した梱包 過剰梱包に気を付けよう

適量な緩衝材を使用する

商品を破損から守るためとはいえ、緩衝材は届いた後はゴミになる場合がほとんどです。過剰梱包はゴミを増やす行為になってしまいます。梱包は確実に行うことが大切ですが、必要最小限の緩衝材を使用する努力はもっと大切になります。使用する緩衝材の素材にも配慮が必要になります。

適量なテープの使用量

商品をテープでぐるぐる巻きになっていたら、開封する時に時間がかかり、ゴミの量も増えてしまいます

テープをあくまでも段ボールを閉める、止めるものです。強度を高めるものではないのです。

通信販売について梱包におけるアンケート調査

https://www.kino-eco.or.jp/kajokon/_img/all.pdf

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4・顧客接点としての梱包

また買いたいと思ってもらう梱包+同梱物

リアル店舗と比べると、ネットショップが感動を届けるタッチポイント(顧客接点)は限られています。ネットショッピングの利便性とは反面、商品に触れるという体験の欠落につながります。そのため、タッチポイント(顧客接点)には特別に工夫を凝らし、お客様に感動を届けることができたら、お客様に新たな体験価値を生み出すチャンスにもなると考えられます。

同梱物 メッセージカード・クーポン券・セールチラシ・会社案内・取り扱い注意・SNSへの誘導 レビュー促進 自社サイトへの誘導 など


※アップセルとは、顧客が購入したものよりも、さらに上位の商材を提案し購買してもらうこと。

※クロスセルとは、顧客が購入しようとしている商材に関連する別商品を提案し、一緒に購入して

もらうこと。どちらも、目的は顧客一人当たり単価の向上です。


5・まとめ

 EC物流と梱包作業のポイント

・緩衝材の種類を理解する

・梱包は美しく、機能的に

・過剰梱包は環境破壊と顧客不満足

・梱包は顧客接点と捉える

・届いたときの喜びをつくる

 

 

 

 

 

EC物流における梱包作業は、お客様の商品を破損を防ぐ為の作業にとどまらず、お客様とのタッチポイント(顧客接点)でもあります。この大切な機会を重要視して日々梱包作業を行っております。最近ではSDGsの観点から緩衝材や梱包資材等もエコな商品を扱う傾向が増えております。

お客様との大切な接点を今以上に工夫したいと!いうネットショップ様は是非、当社にお問い合わせください。弊社の営業スタッフがお応えさせていただきます。ご連絡をお持ちしております。

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