倉庫移管をスムーズに行うために
自社物流から委託倉庫からの倉庫移管については不安が生じることが多いのではないでしょうか。できるだけスムースな倉庫移管が出来ように心掛ける点をまとめてみました。
目次
03・倉庫移管コスト
04・倉庫移管リスク
05・まとめ
01・倉庫移管の目的と将来の展望を明確にする
倉庫移管にはある程度の労力とコストが掛かります。それ以上にリスクが伴う事も理解しておくべきです。
労力とコストは将来的に事業を拡充していくことで回収していきます。だからこそ物流倉庫移管によって将来的にどれだけ事業の拡充を見込んでいるのか?を明確にしておくことが重要になります。その際に移管先のパートナー企業に伝えて共感して貰っておくことも考えておきましょう。例えば、将来的にサイト数を何店舗にするのか、どこのモールに出店するのか、リアル店との併用を考えているのか、BtoCとBtoCの比率や取り扱う商品など、出来るだけ詳細にしておくと倉庫にどのような機能が必要かが明確になってきます。将来的に出来る事と出来ないことを明確にするという事です。
02・情報共有とスケジューリング
移管先は出来るだけ情報が必要になります。移管元との情報共有が出来る環境を創ることが重要です。
- 保管スペースの把握
- オペレーションの把握 作業内容
- 在庫状況の把握 商品マスタ・SKU ・データ形式・WMSの情報等
- 運送便の把握 宅配・チャーター便・DM・メール便・ネコポス等
- 移管費用1 移管元=出庫作業コスト・配送(移動)コスト等
- 移管費用2 移管先=入庫、棚入作業コスト・検品コスト等
- WMSのデータ連携 在庫情報のデータ移管
スケジューリング ※下記日数は物量により変更する場合があります
【準備期間】2週間~3か月程度
- 現地視察、情報共有、商品マスタ、スペース確保【2週間~1か月程度】
- システム連携、マテハン準備、スペース人員確保【3週間~2か月程度】
【移管スケジュール確定】
【移管作業開始】2日~1週間程度 出荷停止期間
- 関係各社への案内 サイト告知、仕入れ先、資材発注先、配送業者
- 移管作業1 移管元=棚卸、出庫、梱包作業、配送手配【2日~4日】
- 移管作業2 移管先=ロケーション、入庫作業、【3日~1週間】
- データテスト、オペレーションテスト【1日~2日】
【移管完了、出荷開始】
03・倉庫移管コスト
- 棚卸料金 5~10円(pcs)程度
- ピッキング料金 5~10円(pcs)程度
- 出庫、梱包料 100~200円(個)程度
- 入庫料金 10~20円(pcs)程度
- 数量検収 5~10円(pcs)程度
- 輸送料 路線運賃、チャーター運賃
- その他 データ移管料金、システムカスタマイズ等
※上記料金はあくまでも目安となります、詳細は物量、商品によって異なります
04・倉庫移管リスク
倉庫移管においてはある程度のリスクが生じます。移管元との交渉が上手くいかずに情報提供をさせて貰えない場合があります、移管の目的をしっかりと伝えて納得して貰う事が必要となります。
業務委託契約書の解約条項に基づいて倉庫移管の決定を行う。
移管中は出荷業務を停止する期間が発生します。お客様、関係各社への告知はスケジュール確定後に速やかに行う必要が有ります。
移管先のオペレーションが通常とおりに周り出すには多少の時間が掛かります、移管先との情報共有はしっかりと行っていく必要が有ります。
05・まとめ
倉庫移管にはコストとリスクが伴います、出来るだけ倉庫移管は行わず物流会社とは長い付き合いができる状況をつくることが大切です。それでも移管しなければならない場合は、将来的な展望を明確にしておくことが重要になります。
倉庫移管については荷主、移管先、移管元との密な情報共有が重要なポイントになります。コスト面、対応面、など様々な情報をもとに迅速な移管ができる環境を創り出すことが大切です。
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