物流 現場 改善 3s5s活動 「整理」③
「捨てる」事で変化していく「整理」する事で
考え方の変化 その2
「もしかしたら使うモノ」は実は「要らないモノ」
かも?
前回、「整理」する事は「捨てる」事
「要らないモノ」捨てる事での変化を感じる為のゲーム、
「捨てる」事の判断基準をお伝えしました。
今回は「捨てる」ことでのどんな変化がおこるかを見ていきましょう!!
目次
・変化前
・変化① 「要るモノ」「要らないモノ」仕分け
・変化② 「要るモノ」だけを「整理」して「清掃」
・変化③ 次に「要らないモノ」が見えてくる
・変化④ 手元化で時間短縮 空きスペース活用
・ 仕分け 「要るモノ」「要らないモノ」
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色んな「要るモノ」「要らないモノ」 (在庫など)の山が見えるようになる
必要か不必要、あからさまに過剰モノ、
色々と今までとは違った視点で「要るモノ」「要らないモノ」(在庫など)見えます。
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整理と一緒に清掃ができる。
不必要な物が無くなり清掃がし易い環境になる。
常に清潔な現場が保たれる。
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商品など探す手間が減る。
色んな物が溢れていると該当の物を探す手間がかかるが「捨てる」事で要る物だけ残り探す手間、
時間が減る。
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下から引っ張り出す事が少なくなる。
不必要な物が溢れて置く場所がなく
必り出し時間がかかるが不必要な物が捨てる事で必要な物を直ぐに取り出せる
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次の「要らないモノ」が見えてくる
今まで「要る」と思っていたものが
「要らないモノ」に変わる。
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必要なものの手元化(てもとか)ができる
すぐに必要な物をすぐに取り出せる環境
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スペースがあく
物理的に空間が空く
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スッキリした環境になり気持ちがよくなる
物が溢れて何処に何があるか分からない現場より一目でわかりキレイ整列している
現場は気持ちよく作業 もできます。
この様に「捨てる」行為でこれだけの「変化」が現れます。
では、次に「要らないモノ」が見えてくるとは
どのような事でしょうか?
例で見ていきましょ
変化前
変化 ① 「要るモノ」「要らないモノ」仕分け
変化② 「要るモノ」だけを「整理」して「清掃」
変化③ 次に「要らないモノ」が見えてくる
変化④ 手元化で時間短縮 空きスペース活用
これは、あくまでも例題ですが
実際に動いて「捨てる」事で分かる事があります
今までは「要るモノ」と思っていたものは「要らないモノ」に「変化」して
「整理」する事で「要るモノ」を「手元化」「時間短縮」をするなど
「考え方の変化」が現れます。
一旦立ち止まって色んな角度で職場全体で考えましょう。
3,当社事例
次の「要らないモノ」が見えてくる。
「捨てる」「整理」する前
当社倉庫前に保管していたパレット、ラック、などの保管資材
いつか使うと思いとりあえず置いてました。
倉庫前をパレット、ラックが占有していた為、荷受け時など
入荷トラックが止まるとリフト一台が通れる通路がやっとの状態
自社トラックも置き場が無い為、常に毎朝邪魔にならない所へ移動
まずは、「木製パレット」「プラスチックパレット」「ラック」など
種類別仕分け
実際に仕分けていく中で長年使わず置いていた為木製パレットなどは、
劣化しているモノ、潰れて使えないパレットなど色々と使えないモノが
出てきました
「使えないモノ」=「要らないモノ」は当然「捨てる」を行いました。
次は要らないパレットを捨てた後に見えてきた
大量のラック
次に「いつか使うだろ」と思って数年間使わずに置いていたラックの山を思い切って必要数を残し「整理」して「捨てる」ことにしました。
次に「要らないモノ」を捨てる事で
捨てる前
捨てた後 ↓
現状はあれだけ占有していたパレット、ラックが無くなり自社トラック置き場のスペースが出来ました。
捨てる前
捨てた後 ↓
今まではトラック一台止めればリフト一台が通れる通路幅しか無い状態でしたが
現状は自社トラックを止めて大型トラックを止めても通路を確保出来るスペースが出来ました。
4,まとめ
5s、3sの「整理」の基本はまずは身の回りの「要るモノ」「要らないモノ」を
判断する力を付けて「捨てる」と事
今回は「捨てる」事で「物理的に空間が空く」「探す時間の短縮」などの
「変化」を見ていきました。
次に「整理」する事で今までは
「要るモノ」が「次に要らないモノ」を捨てる事で「要るモノ」だけが残り
直ぐに「要るモノ」を取り出せる環境「手元化」により
「探す時間の短縮」の考え方から「作業時間の短縮」に「考え方が変化」していきました。
「捨てる」と「整理」だけでもこれだけでも職場、現場は変わります。
まずは、皆様の職場、現場でも試してみて下さい